年の瀬俳句 part3
こっそりとサンタが来てくれてました。なんて久しぶり!^^
この冬の日本列島、やたらと寒くありませんか?
この寒さがもともとの出不精(そしてデブ性)に拍車をかけて、
目下、デラレネーゼ症候群を発症してます。
まず、朝起きた時、布団から出られない。
のぼせるまで、バスタブから出られない。
もちろん、こたつから出られない。
そして、よほどの用事がない限り、家から出られない。
自分が意志の強い人間だと思ったことは、生まれてから一度もありませんが、
これほど意志薄弱だったとは。
とりわけ、寝る前にちょっとだけのつもりで入ったこたつの魔力は半端ない。
あのトロトロのあったかさにがんじがらめになっちゃうと、
寝室までの数メートルの距離がすさまじく遠く感じられます。
未練を断ち切って出ようとしても、
「もうちょっといいじゃな~い、ね?♥」
と、ナンバーワンホステスに甘い声でひきとめられるオジサマのように、
「しょうがないな~、もうちょっとだけだぞ?」と骨抜き状態。
こんなことじゃダメだ!と、思い立って試行錯誤を重ね、
ついに誘惑に対抗する必殺技を編み出しました。
それが、「ちよこれいと脱出法」。
皆さんも階段などで遊んだ記憶がおありでしょう。
じゃんけんで勝った人が自分が出した手の歩数だけ進むというアレです。
チョキはチョコレート。パーはパイナップルで、グーはグリコ。
相手がいないとダメという欠点はありますが、
我が家では、たいてい娘も一緒に虜になっているので好都合です。
たとえばチョキで勝ったとすると…
あら不思議、あれほど出たくなかったこたつからするりと抜け出して、
「ちよこれいと」と6歩進むことができます!
くだらなすぎ、とバカにしていた娘だって、結局は、グリコと言いつつ、
こたつから三歩ぶん遠ざかっているのですから、効果はてきめん。
小さいころから体に馴染んだ動作というのは、脆弱な精神を打破するパワーがあることを知りました。
こたつから出るのが最大の目的なので、
自分のやってることが空しくなった時点でゲーム終了。
んが、妙に熱くなっちゃった私たち。
毎晩、階段を下りて洗面所に行くまで、戦い続けてます。
みなさまもぜひお試しあれ。
え?試したくない?まぁね……お気持ちはわかりますが。
だまされたと思って……(笑)
私自身の心の声は、やめときなよ~、と言っているのですが、
ジャレのヘボ俳句が楽しみ、という有難いお声もかすかに聞こえるような、
聞こえないような。
あ、やっぱり聞こえてる…う、うれしいよ(つω-`)
今年もお目汚しですみません(汗
石仏に供物のやうな落椿
人ら去りわれは虜に夕桜
仁王像に踏まれし邪鬼や山笑ふ
夜の雨のひそけさ突きてほととぎす
草むしり独語の癖を憚らず
七月の風晩学の書をめくる
神隠しのごとく人無き炎暑かな
蜩の声や散華となりて降る
家に人待たせてあれど月良夜
穂芒に秋染み入りて日暮れぬる
初恋はともにオリオン仰ぐのみ
肝心の「年の瀬」の季語で苦心していたら、帰省中の彼が代吟してくれました(。-∀-。)
年越せばまた仕事かと蕎麦食べる(by息子)
「年越しそば」と「年越せば」が韻を踏んでるそうです。
正直、そんな技巧はいらなかった。
今年もいよいよ、カウントダウンに入りました。
ご訪問くださったみなさま、本当にありがとうございました。
ジャレットのブログにたまたま迷い込んでしまわれた方、恐縮です。
怖いもの見たさでリピートしてくださる方、心からの感謝を。
来年もよろしくお願いいたします。
どなたさまにも、素晴らしいお年でありますように!
by mofu903
| 2012-12-30 15:52
| 詩・俳句