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昨日は真冬並みの寒い一日だったのに、今日は一転して、絵にかいたような小春日和になりました。

というより、小夏日和と言った方がいいかな。

庭いじりをしていると、うっすら汗ばむほどでしたから。

延ばし延ばしになっていた、チューリップの球根の植え付けも、霜が降りる前に終わらせることができて

一安心。


この秋は何かと多忙で、花の種を蒔いている暇がありませんでした。

でも、来春、そよ風に優しく揺れる一年草が見られないのは寂しい。

そこで、せっせと、「ちまちまガーデニング」にいそしむことにしました。

花壇の隅や茂みの下、プランターの端っこなどに目を凝らすと、雑草にまじって、

見覚えのある小さな芽が見つかります。

こぼれ種から、早くも発芽したいい子ちゃんたちです。


ネモフィラ、オルラヤ、ノースポールといったわが庭の定番の二世たちを、

スプーンで根っこを傷つけないように掘り上げて、咲いてほしい場所に移植します。

ついでに、花が終わったオシロイバナやサルビアからも種をとって、その周辺にぱらぱら。

霜に当たると萎れてしまうインパチェンスやペチュニアなどは、切り詰めて小さい鉢に植え替え、

ビニールハウスに入れておくと、翌春、また茎を伸ばし、葉を茂らせて見事に咲いてくれるので、

それを庭に戻します。


本格的なガーデニングを楽しんでいる方から見れば、笑っちゃうような方法ですが、

四月になると、小さいながらそれなりの、なんちゃってナチュラルガーデンになります。

一粒の種から目覚めた命が、目を見張るほどの成長をとげる。

枯れたように見えても、いつのまにか小さな芽をつけている。

草花のパワーに、何度感動したことか。


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そうそう、庭でちまちまやっている最中に、蟻が米粒を運んでいるのを目撃しました。

遊びに来る雀のために、日の当たるテラスにまいておいたお米です。

あとをつけてみました。

自分の体の三倍はありそうな収穫物を、伸び放題の芝生ジャングルをものともせず、

巣穴まで延々7mほど――彼らにとっては気の遠くなるような距離――を引きずっていくのですから、

これまた、すごいパワーです。


蟻がお米を食料として認識しているのが意外でしたが、ふと、こんなことを思い出しました。

「サツマイモや、落花生を、お日様にさらすと甘くなる」

それと同様の現象が、お米にも起きているのでしょうか。

蟻って、甘いものが大好物ですものね。

人に、花に、虫たちに、優しい小春日和でした。



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いつもの散歩道で見かけたおしゃれさん。

カラスウリのペンダントが素敵!^m^
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# by mofu903 | 2014-11-27 23:44 | 季節

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新婚早々、と言っても、三十年も前の話だが、

夫に、「誕生日プレゼント、何がほしい?」と聞かれ、

「ピーターラビットのマグカップを、ペアでちょうだい」と答えた。


さて、その日がやってきて、夫がご満悦で渡してくれた包みを開けると、

予想だにしなかったモノが現れた。

6人分の紅茶が入りそうな、ピーターのティーポットだった。

生まれて初めてデパートの食器売り場に行ったという夫は、

「ウサギがついてるやつは、それしか置いてなかったので」と言った。

ウサギがついてる陶製の鍋敷きも、おまけのように入っていた。


(この組み合わせで、どうしろってんだ)と叫びそうになったが、当時の私はまだ可愛げがあったので、

失望を隠し、そこそこ喜んだふりをした。

その一方で、(本当に、この人でだいじょぶなんだろうか?)という疑念が深まった。

この勘は当たり、その後、あらゆる面で「だいじょばなかった」ことを思い知らされたのだった。

マグカップどころか、自分が毎日使っている茶碗の柄も覚えられない人がいるとは、思いもよらなかった。


このことは以前に書いたが、今もときどき、しゃもじ片手に食器棚をのぞいて、

「ワタシの茶碗、どれですか?」と、聞く。

このあいだも、頭痛で寝込んでいる私の枕元に来て、目の前に自分のと客用の茶椀をグイッと突き出し、

「どっちだったかな?」とのたまった。

脳の血管がきゅーっとしまるのがわかった。

いつか、これで命をとられそうだ。



そうそう、ポットの話をしようとしていたのでした。

結局、新婚のテーブルに、ビッグサイズなポットの出番はなく、以来三十年、

食器棚の奥に押し込んだままだったが、近頃、食器のダンシャリを思い立ち、

まず、これをどうにかしたいと思うようになった。

ポットだけなんて、もらってくれる人もいないだろうと思っていると、

娘が、ネットのフリマに出してみたら?と言う。

このアイディアに飛びついて、早速調べてみたところ、

今はもう製造されていないウエッジウッドの<旧刻印>とかで、なんと、

値段が当時の三倍に跳ね上がっていることがわかった。


さすがに三倍価格は恐れ多いので、購入時価格で出しておいたら、その日のうちに、

「ぜひ欲しい」という奇特な方が現れた。

丁寧に梱包して送り出すと、

「ありがとう、ありがとう。ずっと欲しかったので、大切にします!」というメッセージが返ってきた。

買い手さんにも、売った私にも、ポットそのものにも良い結果。

これぞ商売の理想、「三方よし」の精神だと、大いに気を良くしたのだった。

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これに味をしめて、ネットオークションのページをこまめにチェックするようになった。

そこで、ちょっとレトロな感じのコーヒーカップを見つけた。

小さい頃、まったく同じものがわが家にもあったから、興味をひかれたのだが……

それにしても、なんでアンティークコーナーに出品されてるんだろう。

その横の、ガラスビーズのブローチも、母が持っていたものに雰囲気が良く似ている。

付された説明書きを読む。

<アンティーク・1950年代>

ええっ?1950年代の製品がアンティーク?!

俄かには信じられなかった。

それなら、この私だって、アンティークだ。

何代にもわたって人から人へ受け継がれ、遥かな歳月を旅してきた…そんな物語の一部のような、

一種薫り高いものへの憧れが、いきなり生々しさを帯びた。


確かに、半世紀という時間は長い。

悲しいかな、人間だって、これだけの歳月をくぐれば、変容著しい。

骨董の範疇に入れられても、仕方ないのかもしれない。

世の中の事象が目まぐるしく移り変わる現代においては、

本来、ゆるやかな時の流れの中で培われるはずの付加価値が、

よりスピーディに備わるようになったと考えるべきなのだろうか。


私がアンティークなら、夫もしかり。

母に至っては、アンティークの殿堂入り。

古びてはいくが、一向に付加価値がつかない私たちの身辺には、

必然的に、アンティークの品々が増えていく。

しめしめ、なのか、がっくり、なのか、よくわからない。




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# by mofu903 | 2014-11-20 09:54 | 回想

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ツマグロヒョウモン  photo by びすこってぃ



今日で九月も終わりです。これからは、日ごとに秋が深まっていきます。

今年の秋は、どんなふうに私と遊んでくれるんでしょう。

楽しみにしていたら、早くも今朝、一本とられてしまいました。




庭の芝生で、蝶のツマグロヒョウモンが羽を休めていました。

毎年、一羽か二羽が、うちの庭で生まれ、広い世界へデビューしていきます。

でも、やっぱり生家が恋しいらしく、ときどきこうして訪ねてくれるのです。

今年も会えたことが嬉しくて、

「ちょっと待ってて、そこ、動かないで」

声をかけ、急いでカメラを取りに家に戻りました。

カメラを探し回ることしばし。ああ、飛んで行かなければいいけど。

戻ってきたら、ちゃんと元の場所にいました。

「ありがとう、待っててくれて!」と、カメラを構えてそうっと近寄ったら…




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変わり身の術!

蝶が止まっていたのと同じ場所に、色づいたハナミズキの葉っぱが。

こんなふうに楽しませてくれるから、秋がますます好きになってしまいます。




これも、秋(の蚊)に遊んでもらったのかしら。

ちょっと前、草むしりをしていて刺された痕です。

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お見苦しいものをごめんなさい。でも、偶然とはいえ、出来すぎでしょう?(^_^;)







今までの経験からいえば、不思議現象は秋に起きる率が高いようです。

今日はちょっと暑かったので、帰宅後すぐに、着ていたシフォンのチュニックを脱ぎ、

傍にあった椅子に、ひょいと掛けました。

一呼吸おいて、ふと見ると、そのチュニックがゆらゆらと動いている。

風もないのに。

不審に思って一歩近づくと、フレアーになった裾がふうわりと持ち上がり、(そう、重力に反して!)

物言いたげな風情で、ゆーらゆーら。



……凍りつく私。


固唾をのんで見守っていると、いったん動きを止めたチュニックが、また不自然な動きを再開。


超常現象、キターーーーー!



これはもう、動画を撮って証拠を残すしかない!

踵を返してカメラを取りに駈け出そうとすると、なんと、椅子から落ちたチュニックが、

廊下をすべって、私の後を追ってくる!



全身に鳥肌が立つのを感じながらも、怪異との対決を覚悟して振り返り――

はっと、気づきました。




チュニックの裾かがりの黒いミシン糸がぐる~っとほどけて、その糸先が、どういうわけか、

私のパンツ(アクセントなし)のウェスト部分と、パンツ(前にアクセント)の間に挟まっていました。






不思議なのは、私のアタマですた。





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ご訪問ありがとうございます。
ちょくちょく消息不明になる私なので、皆様から、
「長く留守にするときは言ってください」とか、「捜索願を出そうかと思った」とか
愛のこもったお叱りの言葉をいただくことがあります。
ご心配をかけてすみません。
ということで、今回はお知らせ付きで、一か月ほどブログをお休みします^^;
皆様のブログには、ときどきお邪魔させていただくつもりです。
それでは、しばらくごきげんよう(^_^)/~

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# by mofu903 | 2014-09-30 10:20 | 不思議