オートコールシステムの謎

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自動音声のセールス電話ほど、迷惑なものはない。

手が離せない時に限って、

「コチラハ、××トレーディングノ、ジドウオンセイデンワデス」

 この妙にはきはきして、感情のこもらない声が聞こえたとたん、
(ぬぁにを、こしゃくな!)と、ガチャ切りするのが常だが、
悪態は別として、ガチャ切りについては、ほとんどの人がそうするのではないかしら。

特に、電話のかかって来る心当たりがあって、
「はい、ジャレでございます~」などとことさら愛想よく受けてから、
相手が「声ダケ人間」だとわかったときの腹立たしさといったら!

しかし、最近、あの電話を最後まで聞いていたら、どんな流れになっていくのだろうか、
と好奇心が芽生えてきた。
棒読みのセールストークを一定時間聞いていたら、興味をもっているとみなされて、
いきなり本物の人間が、
「おっ待たせしましたっ、お電話変わりましたっ!」
と、気負いこんで出てくるのだろうか。


 そんなことを考えていたら是非知りたくなって、自動音声を心待ちにするようになった。
そうなると、逆にかかってこないのだから、つまらない。

たぶん、ナンバーをプッシュするアンケートに誘導されるのだろう。
相手の本来の目的が個人情報の入手だとしたら、最悪、詐欺のネタにもなりかねない。

あるいは、「下手な鉄砲も、数撃ちゃ当たる」的な発想で、かけてくるのだろうか。
我が家の場合、たびたびかかって来るP工務店とM石材店が、このタイプと思われる。
しかし、この自動音声で商談まで持ち込める確率は、どう考えても低そうだ。
ありていに言えば、ゼロに等しいのではないか。
電話代にお金をかけるくらいなら、もっと建設的な方法を探したほうがいいのでは?
と、人ごとながらお節介根性がうずき始めた。


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調べてみたら、この、<オートコールシステム>とやらを請け負っている会社は、
結構多いようだ。
ということは、
クライアントもそれなりにいて、思ったより利益のあがる商売なのかもしれない。

 

 見直す気持ちになった矢先、とあるオートコールシステム会社の宣伝を見て、びっくり。
列挙されているメリットが、とてもメリットと思えなかったからだ。
たとえば――

>コンピュータ録音による電話のため、相手に安心感を与える。(安心)

うーん、そうかな……?

>録音による電話のため、相手に気楽に聞いてもらえる。(安心)

そうかもね……?
「安心」が強調されているが、なんだかピントがずれているような。

そして、最後は、
>録音による電話のため、相手の都合でいつでも電話を切ることができる。(安心) 


いや、安心してちゃ、ダメだってば。
これ、本来の目的(売り込み)を考えたら、ぜったいマイナスポイントでしょ。

 結局、セールスにおけるこのシステムの有用性は、よくわからんかった。



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ひざしのはーと^^
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