フェミニストの憂鬱
ここは、各駅停車しか止まらない小さな駅。
友人と改札口で待ち合わせしたのだが、だいぶ早く着いてしまった。
降りたホームのベンチで時間をつぶしているうちに、次の電車が到着した。
暇にまかせて眺めていると、平日の午後だというのに、
結構な人数が降りてくる。
奇妙なことに、降りたあと、ホームの左側出口に向かうのは、
ほぼ全員が中年・熟年女性である。
そして、反対方向の右出口を目指すのは、これも同世代の男性ばかり。
女性陣は三々五々グループを作って、にぎやか、華やか。
嬌声を響かせてホーム端の階段を下りていく。
そう、こちら側の改札を出ると、すぐ目の前に、今が旬の薔薇園があるのだ
(私の目的地もここ)。
それとはうらはらに、男性陣はそれぞれが一匹狼。
あごのラインを引きしめた戦士の面持ちで、黙々ともう一方の階段に向かう。
こっちにはいったい何があるのか?
虫眼鏡をのぞきながら足跡をたどるまでもなく、彼らのあとについて行ったら、
謎はあっけなくとけた。
案内の矢印の下に、「競輪場口」と書いてある。
女性たちが、そよ風の薔薇園を夢心地で散策している頃、
男性諸氏は手に汗握る賭けごとに熱中。
楽しきかな、人生。
推進派の活躍で、若い世代には、そこそこ浸透してきたジェンダーフリー。
でも、私たちの世代を啓蒙するのには、かなり手こずるんじゃないかしら。
友人と改札口で待ち合わせしたのだが、だいぶ早く着いてしまった。
降りたホームのベンチで時間をつぶしているうちに、次の電車が到着した。
暇にまかせて眺めていると、平日の午後だというのに、
結構な人数が降りてくる。
奇妙なことに、降りたあと、ホームの左側出口に向かうのは、
ほぼ全員が中年・熟年女性である。
そして、反対方向の右出口を目指すのは、これも同世代の男性ばかり。
女性陣は三々五々グループを作って、にぎやか、華やか。
嬌声を響かせてホーム端の階段を下りていく。
そう、こちら側の改札を出ると、すぐ目の前に、今が旬の薔薇園があるのだ
(私の目的地もここ)。
それとはうらはらに、男性陣はそれぞれが一匹狼。
あごのラインを引きしめた戦士の面持ちで、黙々ともう一方の階段に向かう。
こっちにはいったい何があるのか?
虫眼鏡をのぞきながら足跡をたどるまでもなく、彼らのあとについて行ったら、
謎はあっけなくとけた。
案内の矢印の下に、「競輪場口」と書いてある。
女性たちが、そよ風の薔薇園を夢心地で散策している頃、
男性諸氏は手に汗握る賭けごとに熱中。
楽しきかな、人生。
推進派の活躍で、若い世代には、そこそこ浸透してきたジェンダーフリー。
でも、私たちの世代を啓蒙するのには、かなり手こずるんじゃないかしら。
by mofu903
| 2011-05-27 09:11
| 不思議